NEWS

2025/04/27

2025年4月26日(土)、TALKS cafe & barとPLAT UMEKITAが共催する「Food Studies vol.1」が、心温まるひとときとなりました。テーマは、「あなたの“食べる”が、やさしい未来につながる」ということで、映画・トーク・スペシャルディナーが一体となった特別なイベントです。

アリス・ウォータースの哲学を知る映画上映

イベントは、カリフォルニア州バークレーにあるフランス料理店「シェ・パニース」の創設者であるアリス・ウォータースの生き方と哲学に焦点を当てたドキュメンタリー映画の上映から始まりました。ウォータース氏は、地域の農家と食べ手を直接つなぐ「Farm to Table」運動の先駆者として知られています。映画は彼女の思いを映し出し、参加者に食の本質や、どこで誰が作った食材を口にするかが未来に与える影響を再考させました。

映画後のトークショー

映画の上映後、ディナーが始まる前に特別なトークショーが行われました。PLAT UMEKITA(TOPPAN株式会社)の木村和也さんと、TALKS cafe & barを経営する株式会社エルワールドの社長、髙橋香織が登壇し、食と地域、そして未来の持続可能な社会について語り合いました。

髙橋香織は、自身が運営するカフェの「Farm to Table」の理念や、地域とのつながりがどれほど大切かについて語り、食べ物が持つ力を信じる重要性を強調しました。また、木村和也さんは、映画を観た感想として「改めて、食は楽しいものだと感じた」と語りました。食はただお腹を満たすだけでなく、産地への思い、盛り付けの工夫、そして食事の時間そのものに込められた楽しさがあり、その思いが会場全体に温かく伝わってきました。

参加者インタビュー:映画の感想と学び

約3名の参加者にインタビューを実施し、映画を見て感じたことや、イベントを通じて学んだことを聞きました。参加者は、映画を通して「食べること」の深い意味に触れ、より意識的に食材を選ぶようになったと語りました。特に一人の参加者は、「映画の中で学校給食にも“Farm to Table”の概念を取り入れている様子が描かれていて、これからの時代には、地元の農産物を使った給食が広まるべきだと感じた。子供たちにも食の大切さを伝えることができるのは素晴らしいと思う」と話しました。別の参加者は、「TALKS cafe & barで実施している『Farm to Table』の取り組みが、どれほど地域に根差したものなのかを改めて実感した。特に、和歌山県産『紀のファーム』のいちご『まりひめ』を使用していることから、地域とのつながりを感じることができ、食を通じて深いつながりを体験できた」と語りました。

シェ・パニースのレシピにインスパイアされた
TALKS cafe & bar スペシャルディナー

今回のスペシャルディナーは、カリフォルニア・バークレーの名店〈Chez Panisse〉の創業者であり、“Farm to Table”の理念を広めたアリス・ウォータースの哲学にインスパイアされたメニューです。

アリス・ウォータースは、土地の恵みをそのままに活かし、余計な手を加えず、旬の素材と丁寧に向き合うスタイルを提唱しました。本コースでは、その哲学を体現し、春の野菜や新鮮な海の幸、鳥取県産の大山鶏、和歌山県「紀のファーム」のいちごなどを使用し、滋味深く、やさしい味わいを追求しています。

各料理は、季節の移ろいを五感で楽しんでいただけるよう、ナチュラルで心ほどけるひとときを演出します。新鮮な食材の豊かな風味をお楽しみいただけるこのディナーで、食の深さと楽しさを感じていただければ幸いです。

Seasonal Course - Alice Waters Style
春の恵みを味わうナチュラルコース

《Salad》季節野菜と帆立のファーマーズマーケットサラダ

朝採れのレタス、スナップえんどう、ラディッシュ、グリーンアスパラに、炙った帆立を添えて。レモンのゼスト香るシャンパンビネガードレッシングで、野菜ひとつひとつの味を感じる、静かな存在感ある一皿。

《Soup》春野菜のスープ 〜ミネストローネ仕立て〜

新じゃが、人参、フェンネル、そら豆、ズッキーニ。春の彩りを、香味野菜から丁寧にとった自家製ブロスで煮込んだ、滋味あふれるベジタブルスープ。仕上げにパルミジャーノと香草を散らし、春風のような余韻を添えて。

《Fish Dishes》炭焼きホワイトフィッシュとレモンタイムバター

地元で水揚げされたイサキを炭火で香ばしく焼き、レモンとタイム香るバターソースを添えて。グリルしたロメインレタスと、ハーブ入りのクスクスとともに、軽やかで奥行きのある一皿に。

《Meat Dishes》大山鶏のロースト 〜セージ香るパン粉とグレービーソース〜

自然の中で育った大山鶏を、皮はパリッと、中はしっとりとロースト。セージや玉ねぎの風味をきかせたパン粉を添え、鶏の出汁、白ワイン、マスタードで仕上げた軽やかなグレービーソースで、香り豊かな味わいに。

《Dessert》苺とリコッタチーズのハニー・ビネガーマリネ

和歌山県産いちご「まりひめ」を白ワインビネガーとハチミツでやさしくマリネ。なめらかなリコッタチーズとともに、ミントの香りを添えて。酸味、甘み、香りが調和する、春の余韻を感じるデザート。

「食べること」から未来を考える

このイベントは、「Food Studies(フードスタディーズ)」の第1回として開催されました。シリーズの目的は、食を学びながら未来の在り方を考えることです。参加者は、映画と食事を通して「食べること」の重要性を再認識し、地域とつながりながら持続可能な社会を作る力が「食」にはあることを深く感じることができました。

参加型のインタビューや対話を通じて、参加者一人ひとりが自分の食の選び方や意識を改め、さらに深い学びを得ることができた本イベント。次回以降の「Food Studies」シリーズにも、食を通じて未来に向けた新しい学びを得られる機会が広がっています。今後もTALKS cafe & barとPLAT UMEKITAは、このようなイベントを通じて、地域と共に歩み、より良い未来を見つめ続けていきます。

WEB予約 reserve